奴隷契約終了

ハマスタのTOBが成功したことが正式に発表されました。結局71.12％も取得でき、もともと持っていた分と合わせて76.87%という安定多数の大株主となり、球団がハマスタ運営会社を28日に子会社化することになりました。ちなみに球団はDeNAの子会社なので、DeNAから見るとハマスタ運営会社は連結子会社（孫会社）になります。

聞いた話では大株主の横浜市と浜銀はTOBに参加しなかったらしいので、その持ち株を合わせた約10％を除いて71.12%なのでかなりの個人株主が参加したようです。後半になってだいぶ増えたらしいので、途中で出たTOB成功確実のニュースを見た株主がだいぶ売る方向に流れたのではないでしょうか。とにかくこれで多少ましになったとはいえ奴隷契約とまで言われた球団と運営会社の契約が劇的に変化する、というか一体化することは間違いないので良かったです。球団が赤字でも球場は黒字と言われた契約のおかげで運営会社には資産が150億もあるみたいなので、球場の改修などの資金もありそうです。あとは横浜市がどう出るかというのと横浜公園の建蔽率の問題さえクリアできれば、観客席の増築なども可能になるかもしれません。

社長が記者会見で魅力的なボールパークに不可欠な9つのキーワードというのを挙げていました。早速シートをオレンジから球団カラーのブルーに変えるそうです。確かに違和感のある感じだったのでいいのではないでしょうか。あと耐震化もするみたいなので、古くなってきたハマスタを考えると安全面で安心です。