ピンチをチャンスに変えた３人

４月１２日のハマスタでの横浜DeNAベイスターズ−東京ヤクルトスワローズの試合は、５−４で横浜が勝ちました。

井納投手が無四球完投勝利で連敗ストップでハマスタ今季初勝利です。

先発の井納投手は、普通なら黒羽根捕手と組むところを高城捕手と組んで、しかも初回にエラーから２失点してしまったのに粘りの投球で、最後バレンティン選手のホームランでひやひやさせましたが、無四球なら点を取られにくいのを証明するような投球で、リーグトップに並ぶ３勝目です。しかもチーム４勝のうち３勝を上げているという活躍ぶり。この投球を今後も続けてほしいと思います。

高城捕手は、黒羽根捕手の骨折で急きょ正捕手扱いになってしまったわけだが、落ち着いた守備で、強肩を生かして併殺もあり、課題の打撃もヒットを打って先制のホームを踏んでいました。

そしてブランコ選手の休場で急きょ５番サードでの出場になった筒香選手だが、最初の打席でツーベースを打つと、３打席目で逆転２ランホームランを打ってくれました。オープン戦でも出なかったかなり久々のホームランですが、考え方をシンプルにしたり宿舎で０時過ぎまで素振りをしたり努力のたまものみたいです。今日は４番みたいですが、気負わずリラックスしていってほしいと思います。

打線は石川投手からランナーを出しながら決定打を打てずにいましたが、投手が代わったら盗塁や犠牲フライなどを絡めて得点しました。この点がないと逆転されていたかもしれないので大きな点でした。

負傷者の具合ですが、ブランコ選手は走塁は厳しいが打撃は大丈夫とのことで、打撃練習はできるし代打での出場は可能とのこと。スタメン復帰も近そうです。で、問題は黒羽根捕手ですが、当初言われていた粉砕骨折よりはましだが右手親指の骨折で早くても復帰は一か月はかかるとのことで、交流戦開始までに帰ってこれればいいくらいの故障でした。痛いですが、高城捕手と嶺井捕手にはその穴を埋める活躍をしてほしいと思います。

今日の予告先発は、横浜がモスコーソ投手でヤクルトが木谷投手です。モスコーソ投手には前回のような安定した投球をしてもらい、初の連勝をお願いします。